推しの声優が変わった
もう3年前の話だけど定期的に思い出して鬱になってる。
とりあえず、もう頭の中がぐちゃぐちゃしてよくわからないから、一旦全部吐き出してみようと思った。
マジでただの痛いオタクの戯れ言が続くだけなのでキツいと思った時点で読むのやめてね。
全く推敲せずに、読み直しもせずに書いたから文章は支離滅裂だと思う。
元々私はSHOW BY ROCK!!(以下SB69)という音ゲーアプリが好きだった。
MIDI CITYという架空の街を舞台に少年少女たちが音楽で頂点を目指す話。この少年少女たちはただの少年少女ではなく"ミューモン"と呼ばれる生き物で、普段は二足歩行の獣だがテンションが上がると人間の姿になる、という設定だった。詳しくはABOUT | SHOW BY ROCK!! Official Web Siteを見てくれ、あんまり詳しくは載ってないけど。
確か私がスマホを買って初めて入れた音ゲーだったと思う。まだレーンが1つだったしパフェ判定が厳しかった頃の話。
で、推しキャラ、というより推しバンド、所謂"推しばん"がSB69の看板バンドの1つである『トライクロニカ』だった。
圧倒的カリスマであるVo.&Gt.のシュウ☆ゾー、双子の兄で明朗快活なDr.のカイ、双子の弟で内気なBa.のリク。大手レーベル『ジューダス』から売り出されているアイドル3ピースバンドである。
「推しは?」と聞かれると迷いなくリクくん、と答えているが正確ではない。"リク寄りトラクロ箱推し"なのだ。トライクロニカというグループが、バンドが好きだ。トラクロファンは夢銀河ツーリスト、略してYGTと公式で呼ばれている。つまり私はYGTだ。
とりあえず本題、つまり声優変更の話をする前にアプリリリース時からある3曲を紹介したいと思う。何故なら皆にも聞いてほしいから。とりあえずトラクロのプレゼンをさせてほしい。愚痴はあとだ。
1.Get the Sound
今が何を意味してても 紡ぐ音が明日の道を照らし出すよ
今すぐ
ポップな曲調と明るい歌詞が特徴であるバリバリのアイドルソング。
リニューアル前、最初は各バンド1曲しか開放されておらずミッションをクリアして2曲目、3曲目を開放していく式だった時の1曲目にあたる曲。つまり『トライクロニカの代表曲』と言っても過言ではない。
THE・アイドルという感じの曲。
2. Small & StarLight
ああ僕は 悲しいくらい いつでもちっぽけだ
だからせめてまっすぐに
聞く度に泣きそうになる、でも元気が出るバラード。
シュウ☆ゾーくんの優しい歌声が、語りかけるような歌声が、すごく心に沁みる。
歌詞はそこそこ熱烈なラブソング。
ラスサビ前の盛り上がりは必聴。シュウ☆ゾーくんの高音の伸びが綺麗すぎる。
3. InSight
跪くまで 踊れ 踊れ 俺の掌の上
先の2曲とは打って変わりゴリゴリのロック。
Get the Sound、Small&StarLightが優しい高音だったのに対してInSightは激しくて低め。シュウ☆ゾーくんの新たな魅力。
歌詞や曲中の一人称、曲調に関して色々と深読みしてしまう曲だが、それは今は割愛。
と以上がリニューアル前からある3曲だ。YouTubeに試聴が上がっているので気が向いたら検索してほしい。かっこいいから。
そして度々シュウ☆ゾーくんの歌声について触れているが、トライクロニカの歌唱を担当していたのが声優である粕谷大介さんである。
粕谷大介@9/22土バースデーワンマンライブ on Twitter: "新曲をリリースしました!今回は詞曲共にを僕が書きました!ぜひぜひ聴いてください!٩(ˊᗜˋ*)و 気に入ってもらえたら、iTunesなどサービスからフルをダウンロードできますので、よろしくお願いします!! iTunes→https://t.co/hcfgN7I2Ok… https://t.co/RlxrmOmax5"
現在はツイキャスしたりニコニコ動画に歌ってみたを上げたりしていらっしゃる。とても優しい方だ。
で、SB69というジャンルは現在も活発に動いている。なのに粕谷さんのツイートにはSB69関連のものがない。それが何を意味するか。
つまり声優が変更された推しというのは他でもないシュウ☆ゾーくんなのである。
経緯を説明したいが何せ3年前のことでスクショがほとんど残っておらず記憶も朧気なので間違っていたらコメントか何かで指摘して頂きたい。
冒頭に載せたツイートにある通り私は粕谷さんのシュウ☆ゾーくんが好きだった。大好きだった。あの優しい歌声が大好きだった。伸びやかな高音が大好きだった。当時まだCDは発売しておらずDL販売のみだった、3曲しかないトラクロの楽曲を繰り返し聴いていた。根っからのYGTだった。
SB69の主役、準主役バンドのプラズマジカとシンガンクリムゾンズはYouTubeでショートアニメ(めちゃくちゃ面白いから必見)が公開されていたが、三番手であるトライクロニカのものはなかった。あんな素敵な歌声のシュウ☆ゾーくんが喋ったらどんな声なんだろう、ツインズはどんな声なんだろう。考えるのが楽しかった。
2014年の半ば頃だったか、SB69のTVアニメ化が発表された。
すごく嬉しかった。動く推しが、テレビという大画面で見れるんだ!楽しみだった。トラクロのキービジュ発表を待った。
12月下旬、公式HPにトラクロのビジュアルが載せられた。
シュウ☆ゾー CV.宮野真守の字と共に。
それ以前にも衣装の変更やら何やらがあったような気がするがあまり覚えていない。トラクロより前に発表されたシンガンもVo.であるクロウ以外は声優が総とっかえになっておりショックを受けたが、それでも歌声は変わらないんだと安心していたところにこれである。
何も公式からの声明はなかった。ただ突然、アニメ化と共に、大好きだったトライクロニカはなくなった。
ショックだった。本当にショックだった。
粕谷さんはこれ以前はよくSB69の話をTwitterでされていたが、発表以降はほとんどしなくなった。
本当にSB69が、トライクロニカが、シュウ☆ゾーくんが好きだということをとてもよく伝えてくれていたので、このツイートを見て実感してしまった。
ああ、シュウ☆ゾーくんの歌声、変わるんだ、と。
それでも私は淡い希望を抱いていた。
アニメが終われば、また戻るかもしれない。アプリ版の新曲は、また粕谷さんの歌声かもしれない。当然そんなことはなかった。
いや私、シュウ☆ゾーくんの歌声のトラクロが好きだったんですけど。新曲が出ることを信じて、アニメで喋ることを信じて、ずっと応援してたんですけど。そりゃ当時バイトもほとんど入ってなくて月1.5万くらいしか収入がなかったれけど、それでもグッズは買っていた。トラクロを応援している人がいる、ということが少しでも公式に伝わればいいなと思っていた。
裏切られた気分だった。
アニメ自体は楽しく見れた。
喋り声は受け入れられたのだ。今までのシュウ☆ゾーくんは歌うばかりで喋らなかったから。シュウ☆ゾーくんの喋り声はこの声なんだ、で受け入れられた。
でも、それでも、歌声はどうしても駄目だった。
最終話まで楽しく見た。アニメは設定改変が多くて正直今思うとクソだった。当時の私は何故あんなに楽しく見れていたのだろう。それに気付いてしまいしょ〜とと2期は見ていない。
設定に関する文句はまた別の機会にしよう。それはそれで一本ブログ記事が書けそうだ。
放送中にSB69アプリにはトラクロの新規楽曲が追加されていた。アニメタイアップ曲。今までとは違い、日本語とカタカナの混じったタイトル。もちろん歌唱は宮野真守である。
宮野真守の声はわかりやすい。
嫌いではない、寧ろ好きだ。でも、歌っているときの息遣いや発音、ビブラートがどうしても宮野真守なのだ。
声が違う。曲名の法則が違う。私は念願だった筈のトラクロ新曲を、受け入れられなかった。
アニメを完全に畳んでくれるまで、SB69を辞めようと思った。ログインをしなくなった。
でもずっとずっと親しんできたアプリで、引き継ぎコードを発行しても消すことはできなかった。
ゲームフォルダに入るSB69を見ては心が痛んだ。
それを未だにふと思い出しては愚痴愚痴言って鬱になっている。そしてそれは忘れたいけれど忘れてはいけないと思うし、何故か傷は年々広がっている。
つい最近気付いたことがある。
テニスの王子様という作品をご存知だろうか。キャラ数もさることながらそのほとんどに細かい設定どころかキャラソンも用意されており、そのテニプリの音ゲーアプリがつい最近配信された。
テニプリは元々好きなのでもちろん入れた。適当に上からプレイしていったのだがある壁にぶち当たった。
(2018/9/15 追記
Twitterで指摘を頂いたのですが、リョーガも声優変更があったらしいです。原作とミュ、地上波アニメしか触れてない為その事を知りませんでした。不快に思われた方は申し訳ありません。心中お察し致します。)
リョーガの曲は聴いたことがなかったけれどとりあえず全曲制覇する為にプレイした。
感想だが、「めっちゃ宮野真守だ……」と思った。
リョーガは好きだ。宮野真守も好きだ。
だが、"めっちゃ宮野真守だ"と思った瞬間、ぼろぼろと涙が溢れ出てきた。どうしようもなく悲しくなって、それからこの曲はプレイしていない。
そして気付いた。
宮野真守名義の曲は大丈夫だ。キャラソンと知らない状態で聞くのも大丈夫だ。
だが、"CV.宮野真守"だとどうしてもシュウ☆ゾーくんが頭を過ぎってしまって涙が止まらなくなるのだ。とてもとても、心が痛くなってしまうのだ。
何度も言うが私は宮野真守が嫌いではない。寧ろ好きだ。だがこれはもうトラウマのようなものでどうしようもないのである。
大学に入ってからSB69が好きな友人と出会い、何の気なしに出戻った。
久しぶりにログインした。いい加減傷も癒えてるだろうと、トラクロの曲をプレイした。駄目だった。
推しばんなのにミュートせざるを得ないとは何事か。でも仕方ない、アニメ以降のトラクロの曲を聞くとどうしようもなく心がしんどくなって涙が出てくるのだ。不可抗力だ。
ツインズのデュエットは聴ける。何故ならアニメ以前はツインズにCVが付いていなかったからだ。ツインズかわいいよツインズ。
でもシュウ☆ゾーくんがボーカルを務めるトライクロニカとしての楽曲は、どうしても受け入れられなかった。
今日(もう昨日か)、バイト先に向かう電車の中で『そういえばログインしてなかった間に私が知らない設定とか増えてるんだろうな』と思いSB69のWikipediaを見ていた。
やはり私の知らない設定は増えていて、でもアニメでの設定はもうアレはパラレルワールドでアプリには関係ねえな等と思いながら各バンドの説明を読んでいるともちろんトライクロニカの説明もあった。
シュウ☆ゾー 声/粕谷大介→宮野真守という表記を見た瞬間体調が悪くなった。血の気が引いて吐き気を催した。涙が出た。しつこいようだが私は宮野真守が好きだ。でもそれとこれとは別問題で、この声優交代に関して強烈な拒否反応を起こしている。
声優さんたちは何も悪くない。オファーを受けただけなのだから。
しかしSB69の運営を許すことができない。
私たちのグッズ代が、課金が、有名声優を起用することに消えたことを許すことはできない。
私以外にもいるはずだ、シュウ☆ゾーくんの歌声が好きだった人が。シュウ☆ゾーくんがボーカルを務めるトライクロニカが好きだった人が。いるはずなんだ。
そんな人達の思いを踏みにじったことを許せはしない。
多分、これからもずっと、許すことはできない。
今のトライクロニカを受け入れることはできないけれど、YGTを名乗ることをやめるつもりはない。私はトライクロニカが好きだから。応援していたいから。曲を聴くことはもうできないけれど、それでも応援はしていたい。歌声だけじゃなくて3人のキャラクターや関係性も引っ括めてトライクロニカだから。
私の中でバンドとしてのトライクロニカの時間は3年前で止まっている。もう絶対に来ない新曲を心待ちにしながら私は初期の3曲を延々とリピートするのだ。
おわり